光回線では、受信側は送られてきた光を信号に変換する必要がある。これは光検出器(photodetector)と呼ばれる機械だが、この特性によって通信速度に制限がかかる。通常はシリコンのような半導体が用いられるが、これをグラフェンにすることで高速化が可能となるという。
本研究では、実際に(binary phase-shift keyingという符号化をした場合には)90Gbit/sを出すことができ、さらに他の符号化で200Gbit/sを受信できることを確認していて、将来のより高速なインターネット回線の技術として期待される。
Wang, Y., Li, X., Jiang, Z. et al. Ultrahigh-speed graphene-based optical coherent receiver. Nat Commun 12, 5076 (2021). https://doi.org/10.1038/s41467-021-25374-0