強度があって便利なポリマーを人工で作ろうとすると、自然界で分解されにくかったり、石油を使って作ったりと環境面で問題があることが多い。一方で、遺伝子組み換えをした微生物を使うと、小さな分子を合成することはできるが、大きくて利用価値のある物質を合成させるのは難しい。

本研究は、筋肉に含まれるタンパク質のひとつであるチチンに注目し、これを微生物によって生成させることができること、そしてそれによって得られる繊維が十分大きく、また強度も高いことを確かめた。

Bowen, C.H., Sargent, C.J., Wang, A. et al. Microbial production of megadalton titin yields fibers with advantageous mechanical properties. Nat Commun 12, 5182 (2021). https://doi.org/10.1038/s41467-021-25360-6